環境情報学分野ではジオインフォマチックス*x環境データサイエンスを用いてデジタルグリーン分野**の研究が行われています。

3/8のEBPMセミナーでは、学生が以下のテーマでポスター発表しました。

水稲栽培における窒素量の推定とポテンシャル評価~日本農業遺産に選定された谷津田の

   持続的利用に向けて~:佐藤響平(大学院博士後期課程2年)

素因と誘因に着目した土砂災害発生確率モデの構築と深層学習による被災地早期検知への応用:

   田中優也(大学院博士前期課程1年)

*ジオインフォマチックス:ドローン・人工衛星などで取得された空間情報をGISで処理する技術

**デジタルグリーン分野:情報技術を用いリアルとデジタルが融合することで、技術が人に寄り添い、誰一人取り残されることなく、新たな価値を作る分野の総称。消費者の「モノ」を中心としたニーズから個々のニーズに合致した「コト」を提供するサービスが次々に生まれ、多くの分野でニーズに合った評価ができるようになってきました。環境情報学分野では、オープンデータを使って人と環境の関係性を評価し、SDGsの視点で人間活動を評価する研究や、ドローンにより詳細な2次元、3次元の環境情報が取得可能になり、GISを使用して解析することで、多様な環境要素同志の関係性が見えるようになり、災害の発生原因の究明や、土壌微生物が農業生産性に及ぼす影響、土壌微生物多様性が健康に及ぼす影響評価などの研究が進められています