施設案内

立正大学地球環境科学部環境システム学科は、熊谷キャンパスにあります。

立正大学 地球環境科学部 環境システム学科
〒360-0194 埼玉県熊谷市万吉1700
3号館 地球環境科学部研究棟

 

研究を支える充実した施設

他大学に例をみない、コンピュータ教室でのリモートセンシング、地理情報システム(GIS)の実習設備、基礎系実験のための3つの大教室、超微量元素分析が可能なクリーンルーム、充実した分析機器類、年代測定施設、気象観測施設など、多種多様な地球環境の研究に必要な施設・設備が整備され、授業にも研究にも活用されています。

3号館 1F 大実験室A (化学)

化学系実験室であり、天秤室を付属しています。学生全員が作業できるよう実験機器が準備されています。
準備室には紫外・可視分光光度計、電気マッフル炉、遠心分離器、凍結乾燥機等も設置されています。この実験室では、化学の基礎実験・操作の学習を経て、応用問題として荒川河川水の化学組成と流域の地質との関係を見る実験なども行われています。

3号館 1F 大実験室B (生物)

生物学系の実験室であり、顕微TVシステムを備えています。生物顕微鏡と双眼実体顕微鏡は学生全員に対して準備されています。また、学生実験時に使用する図鑑類、恒温培養器(インキュベータ)、クリーンベンチなどが設置されています。
準備室には、オートクレーブ、乾燥機、冷却遠心分離機などが設置されています。
授業では、荒川の河床礫に付着した藻類のクロロフィル量や、大学近隣に多数散在する農業用ため池の動植物プランクトン組成の調査、さらにキャンパス内にある池のバクテリアを培養してその種類と量などを調べてたりしています。


3号館 2F 大実験室C(物理・地学)

物理学、地学系の実験室です。
物理実験用の各種機器、鉱物顕微鏡などが設置されています。 岩石薄片を観察する偏光顕微鏡や火山灰を観察する実体偏光顕微鏡は30名程度の受講については全員に対して準備されています。
これらの装置を使用して、基礎的な実験を行っています。 気象系の実験もこの部屋で行われています。



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実習機材室

地球環境科学部は、現地調査・試料採取のための機材類が非常に充実しています。この部屋の機材類は、環境システム学科、地理学科の学生実習や卒業研究で活躍しています。
また、この部屋では、簡単な工作もできるようになっており、ちょっとした調査補助具などを自作することもあります。
準備室には、オートクレーブ、乾燥機、冷却遠心分離機などが設置されています。


パーカッション採土器

パーカッション採土器は採土管を打ち込んで地下数mまでの堆積物を採取する装置です。装置の概要:本採土器は油圧式のエンジン、打ち込み用ハンドブレーカー、採土管、引き抜き装置等から構成されます。 サンプル採取の際はエンジン打撃式で採土管を打ち込み、引き抜きは人力で行います。 サンプルの採取:パーカッション採土器は、表層の堆積物(沖積低地の堆積物、段丘面上のローム層、湿地堆積物、砂丘堆積物)を垂直方向に採取することが可能です。なお、サンプルはオールコアで採取されます。 標準的な掘削深度の限界は 5mですが、一度に 5mの掘削を行うことは不可能であり、実際は1mないし2mの採土管を組み合わせて採取を行います。本採土器は、自然露頭が少ない都市域での地層の採取や津波堆積物の採取などに絶大な威力を発揮しています。

実験開水路

実習機材室の外に長さ8mの開水路を設置し、水路実験を行うことができます。流水中における土砂の運搬・堆積作用を観察したり、環境変動や海水準変動による河川や海の地形変化、地すべりの実験などを行います。

コンピュータ教室(ICT教育研究実習室A/B教室)

地理情報システム・リモートセンシング・景観画像処理・測量システム・導入教育・数値計算・統計計算・プログラミング・シミュレーションなどの技術を身につけることができます。
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ICT教育研究Lab.

ラーニング・コモンズの場として、学生や教職員がグループワークやディスカッション、プレゼンテーションの練習等をすることのできるスペースです。
コンピュータ教室のページへ

DNA解析室

DNAシーケンサー:Applied BiosystemsR 3500 ジェネティック アナライザ キャピラリーシーケンサー

DNAの塩基配列を特定するDNAシーケンシング、およびマイクロサテライト等のDNAフラグメント解析を行なうことができます。8本キャピラリを備えており、キャピラリ長 50cmのものを主に使用しています。解析サンプルにもよりますが、1回のシーケンス解析で 700 塩基配列ほど、特定することができます。

DNAシーケンサー
解析結果の出力例

サーマルサイクラー (PCR装置):BioRad T100サーマルサイクラー

96 ウェル: 0.2 ml 標準高チューブ用の温度制御装置であり、PCRやシーケンス前の処理反応、特定の温度での保温に用います。

サーマルサイクラー (PCR装置)

リアルタイムPCR装置:BioRadCFX96 Touch リアルタイムPCR解析システム

サーマルサイクラー (PCR装置) と光学検出器とが組み合わさった装置。蛍光色素を含む反応液でPCRすることで、PCRの増幅量をリアルタイムで検出することができます。 主にPCR 増幅産物の定量に用いられます。
96 ウェル: 0.2 ml 標準高チューブ仕様。

リアルタイムPCR装置

デジタル顕微鏡:KEYENCEデジタルマイクロスコープVHX-2000シリーズ

接眼レンズから覗いて観察する光学顕微鏡とは異なり、デジタルカメラを通してモニターで観察する顕微鏡。微細構造の観察と写真撮影ができます。

デジタル顕微鏡

年代測定施設

ルミネッセンス測定機

鉱物が加熱や露光を受けた(タイムゼロイング)後、地中に埋没している間に自然放射線を浴びる(年間線量)と鉱物は放射線損傷を受けます(蓄積線量)。
この鉱物を熱や光で励起すると、蓄積線量に比例した発光(熱ルミネッセンス:TLと光ルミネッセンス:OSL)を観察できます。
ルミネッセンスを用いた年代測定は蓄積線量÷年間線量で年代を計算します。
ルミネッセンス年代測定は、放射性炭素年代測定やカリウムーアルゴン年代測定が難しい数万~数十万年の年代測定に適しています。
試料処理は暗室で行います。測定機にはX線管球を装着しており、放射線照射と測定を繰り返し行えます。
ルミネッセンス測定機は、国内では数えるほどしかありません。

固体試料分析

ICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析計)

クラス100(1m3中の浮遊粒子数が100個以下)のクリーンルームには、誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS)が設置されています。
アルゴンプラズマによってイオン化した試料水中の元素を質量分析し、定性・定量分析を行う装置であり、通常多くの元素についてppt以下の超微量元素の分析が可能です。 また、本学のICP-MSにはレーザーアブレーション装置が接続されており、個体試料を直接分析することも可能です。岩石の微量成分組成や環境中の重金属の測定に利用しています。

波長分散型蛍光X線分析装置

発生させたX線を粉末にしてガラスビードにした岩石試料に照射し、岩石中の元素組成を調べます。

RIMS(温度変化型屈折率測定装置)

鉱物の屈折率を測定します。特に、火山ガラスや輝石の屈折率を求めます。火山灰の識別や同定を行う上で極めて有用です。

液体試料分析

水素(δD)・酸素(δ18O)安定同位体比質量分析システム(EQ-IRMS)
窒素(δ15N)・炭素(δ13C)安定同位体比質量分析システム(EA-IRMS)

水の水素(δD)・酸素(δ18O)安定同位体比を分析することにより、例えば、降水や地下水の水素(δD)・酸素(δ18O)安定同位体比と標高との関係を用いることで、地下水の起源(涵養域)を知ることが可能となります。
固体試料における窒素(δ15N)・炭素(δ13C)安定同位体比を分析することにより、例えば,生態系における窒素(δ15N)・炭素(δ13C)の循環過程(生態系構造解析)を知ることが可能となります。

高周波誘導結合プラズマ発光分光分析装置(ICP-OES)

液体試料中に含まれている多くの元素を同時に分析することができます(希ガスやハロゲンなどを除く)。その中でも、各種金属元素を高感度(ppb(μg/L))で分析することができます。

イオンクロマトグラフ

降水や河川水、湖沼水、地下水中に含まれている主要溶存成分(陽イオン、陰イオン:合計13成分)の分析をすることができます。

電子顕微鏡室

物体の表面構造の観察に適した走査型電子顕微鏡が設置されています。 また、本学のシステムはX線マイクロアナライザーを備えており、元素分析装置としても利用されています。

水理実験室

水文学・土壌学などの実験室であり、多容量土壌pF測定器、遠心分離器、不飽和透水性測定器、飽和透水性測定器、土壌三相計、実容積測定器、ダルシー則実験装置などが設置されています。 キャンパス内の土壌の物理特性や水分特性などを測定しています。

図書資料室

環境や地理関係を中心とした約5000冊の和洋図書をはじめ、各種学会誌やビデオソフトが所蔵されています。
教員の研究や学生のレポート作成などのデータバンクとして、活用されています。

気象観測施設

キャンパス内に設置された観測塔では、気温、湿度、風向、風速、降水量といった基礎データが連続観測されています。

ドップラーライダー

大気中にパルスレーザー光を発射し、大気中のエアロゾルによって散乱されて戻って来た散乱光の周波数偏移を計測することによって、視線方向(LOS; line of sight)のドップラー効果から風のLOS成分を観測することができます。
ドップラーライダーを2台所有しており、360度全方位カバーしてデータを取得しています。