カブトエビ

谷津田イノベーション研究会(代表:後藤教授(環境情報学分野))が管理する農福連携圃場にカブトエビが発生しております。農福連携圃場は、日本農業遺産に認定された比企丘陵のため池に繋がる谷津田に位置しております。

カブトエビは、2億年前から同じ姿で、生きた化石と言われてます。泥の中に生えた雑草の芽を食べ、泳いでいる時には水を濁らせるため、発芽した雑草の生育を抑える効果があり、無農薬無化学肥料の水田に発生する傾向があります。

昨年度はカブトエビの卵が環境生態学分野の卒業研究で確認されましたが、生体は確認できませんでした。今年の大量発生の理由は、農家さんの意向で育苗時のみ、いもち病発生防止の農薬や、田植え前のみ肥料を使用しておりましたが、今年から完全に無農薬無化学肥料に切り替えたことでカブトエビが大量発生したものと考えられます。