ジオインフォマチックスの授業は、GIS、リモートセンシング、GPSで空間を捉え、環境や社会の諸現象を空間情報学、環境データサイエンスでどのように評価し、環境保全、防災、都市の評価、まちづくりなどの社会課題への適用方法の概要を取得することを学習目標にしております。
10/18 4限の授業では、先ず、後藤教授(環境情報学分野)が、空間情報を利用したまちの活性化の事例として、2007年から現在も行われている熊谷うちわ祭りでの山車位置管理システム(山車どこシステム)が、立正大学を中心にしてどのような共創の結果誕生し、3度のVrアップを繰り返し維持され、どんな社会課題を解決し、熊谷市に効果をもたらしたかについての話題提供を行いました。
その後、熊谷市、りそな銀行、熊谷コミュニ―ティーラボ、けやき共創パートナーズ の熊谷スマートシティー事業関係者から、空間情報や環境データサイエンスを含むICTで熊谷が進めるスマートシティー事業などでどんなことが行われ、どんな課題があるか?その課題を市民と共創してどのようなことが行われようとしているか?についての講演をしていただき、「熊谷市のどんな課題に対しどんなICTを利用するか」について、参加学生180名を12のチームに編成しワークショップを行いました。各チームの発表の中には、空き家対策として、日射量が多く屋上の太陽光発電量が高く、暑さ指数が低く、住みやすい条件をGISで重ね合わせた結果を基に空き家の価値を創出する などといったアイデアが発表されました。
今後、有志を募り、授業終了後の放課後にオンラインでアイデアを形にしていき、ビジネスコンテストやハッカソンなどの他流試合も視野に入れ、空間情報で課題解決人材の養成を目指します。