下記の通り、第8回環境気象学コロキウムを開催致します。今回の話題提供者は、下山紀夫(日本気象予報士会副会長)先生です。下山先生は、地元の熊谷高校のご出身であり、気象庁天気相談所長、岐阜気象台長、長野気象台長、鹿児島気象台長等を歴任された気象業務の専門家で、『気象予報のための天気図のみかた』東京堂出版や『最新の観測技術と解析技法による天気予報のつくりかた』東京堂出版など多数の著書があります。学部1年生から大学院生まで気象学・気象予報士に興味をお持ちの方は、ぜひご参加ください。
開催日:2014年1月22日(水)18:00~ ※90分程度
会場:アカデミックキューブ4階415室
話題提供者:下山 紀夫 氏(日本気象予報士会 副会長)
タイトル:「プロの気象予報士として」
※気象予報士試験問題の解説も合わせておこないます!
1994年に気象予報士制度が創設されて以来、2013年6月1日現在、8774名が気象予報士として登録されている。気象予報士は、気象庁から提供される数値予報資料等高度な予測データを、適切に利用できる技術者で、予報業務を行う事業者は、現象の予想を気象予報士に行わせることを義務づけられている。
このため、プロの気象予報士として仕事に従事するには、高度な知識、技術等が必要である。プロの気象予報士として必要な知識や能力(①気象学的な知識、②社会(学)的な知識、③伝える、表現する能力)、プロとしての天気図を見る3原則(①天気図は大きく特徴をつかんで、細かく見る、②天気図は立体的にみる、③数値予報の結果をしっかり理解する)について解説する。
一人でも多くの人が気象予報士として活躍されることを期待する。