農福連携圃場水位計

日本農業遺産に選定された熊谷市小江川地区の小堤沼に繋がる谷津田に位置する農福連携圃場では、水不足に備え、太陽発電により電力供給されたIoTを使って水位計、水温のデータをスマホに転送して確認しながら、水のコントロールが始まっています。時期的には中干(なかぼし)のタイミングで水を抜く時期であり、水を大切に使う谷津沼農法(比企丘陵で1500年前から伝承され、比企丘陵の日本農業遺産の特徴として評価されてます)の真髄を実感しています。
中干は、土壌微生物の活動に影響を与え、特にメタン生成菌の活動を抑制することで、温室効果ガスの排出削減に繋がることから、中干の期間を長くするとメタンの発生量が軽減されJクレジットと組み合わせたビジネスモデルもできておりますので、並行して進めている生態系サービスの定量化の際に考慮する予定です。

関連資料:

比企丘陵の天水を利用した谷津沼農業システムが日本農業遺産に選定-立正大学谷津田イノベーション研究会の6年間の活動-

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