4年生の小金丸雄貴君(環境情報学分野)の卒業論文で、Openweathermap*をCFD-Python**用いた流体シミュレーションにより、熊谷市のラグビーロード周辺のビル陰を利用したクールスポットマップのVr.1が完成しました。流体力学の方程式を差分法でモデル化し、ビルの境界条件の下で数値解を求めています。公園などが近くにない場所では数時間ビルの陰になり風速が弱い場所をクールスポットになりうるのかにつきシミュレーション結果をもとに検証していきます。Openweathermapの温度データは1kmメッシュデータでしか提供されないので、人工衛星からの温度計測結果や、IoTを利用した市民による温度計測結果を組み込むことができるようになっており、今後Vr.をあげる、スマートフォンでも閲覧できるようにする予定です。
*データ以外のAPIなどはクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0(CC-BY-SA 4.0)の下で提供されている。
**CFD-Python: CFD(Computer Fluid Dynamics:数値流体力学)用のPython