環境情報学分野が中心になり、環境水文学、環境生態学分野、データサイエンス学部の9人の教員と連携して、日本科学技術振興機構(JST)2024年度募集 創発的研究支援事業に「里山OSによる生態系サービス評価モデルの構築」をテーマに企画書を提出しました。

本研究は、比企丘陵の日本農業遺産申請に伴走する研究として、ため池に繋がる谷津田への窒素循環の評価、稲わらなどから生成される腐植由来の窒素量、ドローンを用いた水稲への窒素固定量を推定モデルを構築しており、それらの研究成果を取りまとめるものです。

日本農業遺産に選定された「比企丘陵の天水を利用した谷津沼農業システム」をフィールドに農業生産性、水資源に係る産業連関を定量化して生態系サービスを定量化できるモデル構築を目途とし、以下の研究で里山を構成するエコシステムを評価できる里山OSを構築します。

1①ため池からの谷津田、河川に至る流域モニタリング手法、環境評価手法の開発

②水資源の恩恵をベースにした生態系サービス評価手法の開発

③里山のエコシステムをベースにした里山OSの醸成

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