協働型災害訓練2021_12/12-13に8回目の協働型災害訓練を行い、後藤教授と、後藤研究室の学生がボランティアが参加し、オンラインでICS(Incident Command System:災災害時に異なる組織がまとまって災害支援を行う方法)の訓練を行いました。今回は、コロナ禍にも拘わらず、約100名の参加者があり、GISによる被災マップ・避難所状況マップ作成、役割分担・連携状況の可視化などの訓練を行いました。

後藤研究室は、東日本大震災の際、内閣府からの協力依頼を受け、発災した月の3月後半から4月後半の1か月間、環境システム学科・地理学科からの学生30人の学生ボランティアの協力を得て、地球環境棟2階のGIS・リモートセンシング解析ツールを用いてGISと7万世帯の被災家屋の全壊・半壊レベルの抽出に協力しました。他大学でGISをカリキュラムに取り込んでいる、東京大学空間情報研究センター、新潟大学、慶応大学、酪農学園大学を含めると、30万世帯を抽出したことになります。

また、市民キャビネット災害支援部会・市民キャビネットスマートICT部会(部会長:後藤真太郎教授)はNPOさいたまネットと協力し、発災直後の全国の1/3以上のNPOを支援し、救助犬派遣、基金作り、高速道路の通行証発行支援、物資輸送支援(国境なき楽団の協力)、避難所開設・運営支援、ヘリコプターによる輸送支援 等を行いました。

これらの中間支援組織としての災害支援のネットワークを次世代につなぐべく、2014年から毎年一回、全国からNPOが集まり、行政機関も一緒になって、協働型災害訓練を行っております。

協働型災害訓練2021_3

協働型災害訓練2021_2