地表面が宇宙空間に対してもつ鉛直軸の周りの平均回転角速度の2倍の値を惑星渦度または地球渦度と呼ぶことがある。即ち、惑星渦度ζpは
ζp=2Ωsinφと表される。ここで、Ω;地球の回転角速度(=7.292×10-5rad/s)、φ;緯度である。これは、コリオリのパラメータfそのものであるから、
ζp=f
とも表現できる。自転している地球上に位置する地球の表面を含む総ての物体は、地球と一緒に宇宙空間に対して回転運動をしている。従って、重力線に沿う鉛直軸に垂直な平面として認識される地表面は、地球の自転の影響を受けて常に鉛直軸の周りを回転しており、その大きさは、
Ωsinφ
で表されることになる。渦度は回転角速度の2倍なので、惑星渦度は地表面回転角速度の2倍ということになり、地球上で緯度を変更した物体は、地表面から見た渦度が変化していなくても宇宙空間から見るとその渦度が変化したことになる。