太陽方位、高度、大気外日射量の計算
太陽から供給される日射は、地球大気系に有効な唯一のエネルギー源です。任意の緯度φ、経度λの地点における任意の日時の太陽方位ψ、高度α、大気外全天日射量Qは、計算で求めることができます。
先ず、次式

   θo=2π(dn-1)/365

により元旦からの通し日数dnに基いて定めたθoを用いて、当該日の太陽赤緯δ、地心太陽距離r/r*、均時差Eqを以下の式により求めます。

   δ=0.006918-0.399912cos(θo)+0.070257sin(θo)-0.006758cos(2θo)+0.000907sin(2θo)-0.002697cos(3θo)+0.001480sin(3θo)

   r/r*=1/{1.000110+0.034221cos(θo)+0.001280sin(θo)+0.000719cos(2θo)+0.000077sin(2θo)}^0.5

   Eq=0.000075+0.001868cos(θo)-0.032077sin(θo)-0.014615cos(2θo)-0.040849sin(2θo)

日本標準時間JSTから、太陽の時角hを求めます。

   h=(JST-12)π/12+標準子午線からの経度差+均時差(Eq)

太陽赤緯δ、緯度φ、時角hの値が既知となったので、太陽方位ψ、高度αは、それぞれ、

   α=arcsin{sin(φ)sin(δ)+cos(φ)cos(δ)cos(h)}

   ψ=arctan[cos(φ)cos(δ)sin(h)/{sin(φ)sin(α)-sin(δ)}]

として求めることができます。

最後に、大気外全天日射量Qを、

   Q=1367(r*/r)^(2)sin(α)

により求めることができます。1367W/m^2は太陽定数です。

条件設定

経度を指定して下さい:東経°'
緯度を指定して下さい:北緯°'
日時を指定して下さい分(日本標準時)

計算結果の表示

元旦からの通し日数:
太陽赤緯:°地心太陽距離:天文単位 均時差:
日出時刻:時:分 日出方位:° 
南中時刻:時:
日没時刻:時:分 日没方位:° 
太陽方位:°高度:°大気外全天日射量:W/m^2

計算条件を設定しなおして計算実行ボタンを押せば何度でも計算できます。

太陽方位は、真南を0°とし、西方向をプラス、東方向をマイナスの角度で表示します。


掲示者 中川清隆@立正大学地球環境科学部環境システム学科