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#author("2017-11-23T15:52:02+09:00","","")
#author("2017-11-23T15:57:53+09:00","","")
**研究室の概要 [#jcbbacc1]
 衛星情報学・情報教育研究室では人工衛星などに搭載した観測装置から様々な情報を得る技術、いわゆるリモートセンシングと、これらを解析するための手段の一つである地理情報システム(GIS)の操作技術を修得することで、様々な環境動態の解析とその要因に対して適切な分析を行うことができる人材の育成を目指しています。
 本研究室(衛星情報学・情報教育研究室)では「情報技術を用いた環境動態解析および要因分析」および「情報技術の教育的活用」に関する研究を行っています.「情報技術を用いた環境解析」では主にリモートセンシングの技術を用いています.リモートセンシングとは,人工衛星や航空機を代表とするプラットフォームに搭載されたセンサで地球(その他の場合もありますが)を観測する技術であり,研究室に所属している学生はそこから得られた様々な情報を基に日々解析を行っています.リモートセンシングに関する詳細な説明は[[JAXA:http://www.eorc.jaxa.jp/hatoyama/experience/rm_kiso/top.html]](クリックするとJAXAのページにとびます)などをご覧下さい.(野外での観測[グランドトゥルース]も行っていますよ;-))
 一方,近年の情報通信技術の高度化により,コンピュータは教育活動を行う上で必要不可欠な存在になってきました.そこで,本研究室では自然科学や情報科学分野において有用となる情報教育手法の開発や教育用コンテンツの開発に力を入れていこうと考えています.
 概要に興味を感じたら 学年を問わず 遠慮せずに研究室まで遊びに来てください.ただし,講義中・会議中・出張中等で在室していない場合がありますので,時間割を参考にして来室して下さい.

**研究課題 [#g115ee53]
衛星情報学・情報教育研究室において現在(2017年11月)進行している研究課題の一例を記します。~
***1.GIS・RSを利用した都市域の温度分布の抽出とその要因の解析 [#b922490c]
***2.GISを利用した水害脆弱地域の推定 [#v1252c91]
***3.簡易空撮気球・高空間分解能衛星を利用した干潟環境の調査 [#n37f24d2]

衛星情報学・情報教育研究室において現在進行している研究課題の一例を記します。~
***1.都市域の温度分布の抽出とその要因の解析 [#b922490c]
 都市化に伴う市街地の拡大は郊外と比べて都市域の気温が上昇する現象、いわゆるヒートアイランド現象を引き起こす大きな要因となります。本研究室では、このヒートアイランド現象の実態を把握する方法としてリモートセンシングによって推定することができる地表面温度を活用しています。さらに地理情報システムを用いてヒートアイランド現象の発生要因を地図化し、それらが都市域の温度の形成にどのような影響を与えているか解析も行なっています。
***2.水害脆弱地域の推定 [#v1252c91]
 水害脆弱地域を知る方法として,土地分類基本調査の情報や土地利用の情報を利用する方法があります。本研究室では既にデジタル化されている情報のみならず、旧版地図のような紙地図としてのみ存在しているようなものも収集・デジタル化を行い、地理情報システムを用いて「水害脆弱地域はどこに分布しているのか」「水害脆弱地域にはどの程度の災害弱者がいるのか」といったことを探っていきます。
***3.干潟環境の調査 [#n37f24d2]
 千葉県習志野市にある谷津干潟は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約(ラムサール条約)」に登録されている貴重な干潟として知られていますが、近年ではアオサ類の異常増殖(グリーンタイド)が発生しており、これによる生態系機能の低下が懸念されています。本研究室では、簡易空撮気球や高空間分解能衛星を活用してアオサ類の分布が一年を通じてどのように変化しているのかを調べ、その要因について多角的な視点から検討を行なっています。