2021年度から、横山特任教授・後藤教授が中心になり、品川区xNPOみんなの食育と協働し、こみゅにてぃーぷらざ八潮で土壌リフレッシュセミナーを行っております。この事業では、土壌微生物多様性・活性値(BIOTREX)を計測しながら、数値をベースにした土壌再生の方法を啓蒙し、その過程でコンポストやSDGsゲームを作ったり、家庭生ゴミをゼロにするための社会的な仕組み作りを参加者や学生と検討しております。 2022年度は、木枠コンポストで堆肥を作りはじめ、夏休みの自由研究のテーマにと、参加者各自がペットボトルコンポストを作りはじめました。これを機に、コンポストに関する質問や状況報告を行うことでソーシャルに土壌再生を行うための情報共有サイトを作りました。 IoTを使って温度、土壌水分、CO2の計測を行い、土壌の生成過程の見える化を行うなど、今後、多様な参加者が情報提供してくれるものと期待されます。
静岡の海の生物多様性の保全とその豊かな恵みの持続可能な利活用に向けた実践活動につなげるため、令和元年6月25日に「森は海の恋人」水の循環研究会(後藤真太郎教授(環境情報学)は委員として開発メ ンバーに参加)を設置し、南アルプスを源流とする富士川・大井川水系と駿河湾沿岸部までをケーススタディとして、陸域から海域への栄養供給と海域の生物生産との関係の検証に3か年にわたって取り組みました。その成果であるスルガベイ・シミュレーターが公開されました(2022/9/20)
2021年7月3日 熱海で発生した静岡県熱海市伊豆山地区の逢初川で発生した大規模な土砂災害において、被災後にドローンにより撮影された画像から点群データを発生させ3Dデータを作ります。さらに、被災前の点群データとの差を計算し、流出土砂量を求めます。被災状況をわかりやすく見える化するために3Dプリンターを使用しました。来校型オープンキャンパスでの対面での説明に興味を持たれた来校者が多く、ご要望に応え動画公開します。
動画:2021年7月伊豆山土砂災害における被災状況の可視化2019年10月の台風19号で都幾川が氾濫し、東松山市が甚大な被害を受けました。この時、被災状況の全体把握の遅れが応急復旧に影響する事から、人工衛星で被災地の全体把握を行い、ドローンで被害の詳細を調査し、得られた画像から3D画像を作成し、AIで被災状況を把握、被災総額を推定するシステムを構築しました。このシステムは、埼玉県GIS普及推進研究会(会長:後藤教授)やCode for SAITAMA(共同代表:後藤教授)を通して埼玉県内の測量会社・情報会社に技術移転する事になっています。
動画:AIと人工衛星・ドローンをもちいた被災状況早期検知システムの開発テニス部所属の3年生名取賢冴君(環境情報学分野)は、AI(YOLO5)を用い動画から挙動を解析し、テニス選手、テニスボール、ラケットの動きを抽出して選手のスキルを評価する研究を行っています。
動画:AIを用いたスポーツサイエンスへの空間情報処理の応用